ここの1週間くらいの間に拡散している、株式会社スーパーツールの社員を語る詐欺メール。俺のところにもついにやってきたぞ。
お前のPCを乗っ取ったメールは相変わらず1週間に数通来ているが、それ以外に最近はLINE詐欺メールや楽天詐欺メールなどのフィッシングメールが混ざってやってくるようになった。

今回のメールも実在企業を語っている
今回やってきた詐欺メールだが、ネットで調べると実在する企業の名を語るメールなんだ。しかも、こちらの真実は分からないが、実名まで使ってるんだよね。仮に社員じゃなくても、同姓同名は気持ちの良いものではないな。
メールの送り先のドメインもなんだか本物のように思えた。
でも、一番ふざけてるのが、メールの題名が「Re:ヴィスト修正」何なんだこれ?
このメールに対して、実在企業もHP上で警告を出しているのでそちらを読まれた方が良いな。
このメールの注意点
本文はスーパーツールのHPに出ている内容と相違はなかった。しかし、このメールで悪意を感じるのは、本文中にある1行の文だ。
尚、大変お手数ですがご返信の際は“全返信”にてご対応をお願い致します。
何で返信を全返信しなければいけないのか?送ってきているのは請求書なのだ。請求書がなんで多数に送られなければいけないの?普通は請求書って宛先が違うから、同じ内容でも1通1通別々の請求書になるはず。
それを一斉に配信している時点でおかしいって気が付かなければいけない。
しかも、返信は全返信って実際問題在り得ないよね。
そして、多分ここからが作った人の策略だが、この添付ファイルを開くと多分マクロウィルスが起動すると思われ、その起動したマクロから何かの情報を摂取するか、もしくはその開いた人が全返信することで、添付ファイルを開いていない人にも感染させる機能があるのかもしれない。
つまり、一斉配信した中で誰か一人がファイルを開き、その後全返信したら返信が来た人にウィルスが送信される仕組みのように思えた。(全返信は拡散目的もあるのかも)
添付ファイル名は「原価請求書です675101.doc」
拡張子がdocと言うことはWordと言うことだね。Excel同様にマクロウィルスが定番のファイルだ。
まとめ
今回は既にメーカーがHPで注意勧告を行っていたので、あえてメール本文は載せなかった。しかし、このように実在企業を語って送り付けてくる詐欺メールが後を絶たない。
多分、引っかかる人がいるからだと思うのだ。1%の人が引っかかったとすると、多分この手のメールは1回で何十万通も出すから、数千人が騙されることになる。
毎回言うが、この手に引っかかるのはネットリテラシーが低い前に、常識を学んだ方が良いと思うぞ。1回も購入したこと無いところから請求書が来たら開封するか?
常識的にしないだろう。だって購入したことが無いのだから。
誰かのが間違って来たって考え、おせっかいにも開封して調べることをするか? 電子メールで来たって事は、アドレスは正しいんだよ。封書メールなら間違いって有るかもしれないがね。
電子メールでの間違いは絶対に在り得ない。購入すればそのサイトに履歴が残るのでメールが来ても、まあおかしくないだろうが。
購入したことないならメールが来るなんてありえない。
そういう常識的な事でまずは判断するべきだ。
それが出来ないのであれば、いつも言うように、そんなメールは直ぐに廃棄するに限る。
ネット社会で自分を守る第一歩だと思うよ。
