こんばんは、じぇいかわさきです。ここの所なりを潜めている、個人情報窃取を狙ったなりすましメール。動きが無くなっただけに、ちょっと不気味ですね。
今回は、知っていれば安心するなりすましメールの判断のしかたについて紹介したいと思います。

なりすましメールの手口
それではなりすましメールの手口について、もう一度確認しておきましょう。なりすましメールと言っても、多種にわたり存在しております。

ウィルス添付メールの場合は、ウィルスを添付したメールを送り付け、添付ファイルを開いた時点でPCに感染させて、PCの制御をコントロールしてしまったり、PCを使えないようにロックしてしまい身代金を要求したりします。
一方、なりすましメールの場合にはいかにも本当のような架空請求メールを送ってきたり、IDやPWが盗ませた可能性があるので、再設定するような指示を送ってきたりします。
なりすましメールの場合は、直接的な攻撃ではなく、間接的に偽サイトへ誘導し、本人から直接書き込みをさせて盗み取ると言うことですね。
従って、直接使用しているPCを乗っ取るのではなく、あくまでも受取者をだまして、本人から直接聞きだすというのが特徴です。いわゆる心理作戦で攻めてくるパターンになります。
更には、最近はやった脅迫メールもなりすましメールの一種ですね。
なりすましメールに何故騙されるのか?
なりすましメールが来ると、意外と騙される人って多いんですよね。よく見れば分かるような内容でも、受け取った瞬間に気が動転して間違った行動に移ってしまうのです。

これは、ある意味人間の恐怖心を煽って判断を誤らせているんです。
例えば、アダルトサイトの架空請求と同じで、アダルトサイトを見たこと自体は事実です。この事実があるために、詐欺を考える人は、その見た人の恐怖心を煽るようにIPを入手したとか言って、いかにもすべてを把握しているかのように、相手に脅しをかけるのです。
そうすると、事実があるためにその嘘の脅しが本当の脅しのように感じるのです。
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ましてや、自宅にDMが来たりした場合など、もっと驚くと思います。それれが可能な理由は、こちらの「詐欺メールが来る原理」と言う記事で書きましたので、こちらの記事も併せて読んでみてください。
簡単に言えば、人の心の恐怖心に入り込むって事ですね。
なりすましメールの5つの判定方法

なりすましメールは本物にかなり似せていますが、おかしい点が何点かあります。
そのポイントを抑えることでなりすましメールを判定でき、防御することができますので、最低限今回紹介する部分のチェックはしましょう。
それでも識別が難しいと思ったら、ネットで送付されたメールの題名+ウソ?あたりの複合検索をかければ、ほとんどの場合、嘘か本物かわかります。
それでは、判定方法を見ていきましょう。
宛名が複数設定されている
意外と多いのですが、あなたのアカウントがとか、ご購入ありがとうございますとか言う内容のメールなのですが、宛先が自分だけでなく、自分を含めて複数人へ同時送信している。
セキュリティの問題が有ったと連絡してきているのに、複数宛に送る事はあり得ない。
また、本当にセキュリティ問題であれば、直接電話してきます。
登録しているメアド以外のメアドへ確認メールが来る
これは意外と多いのですが、登録しているメアドではなく、他のメアドへ詐欺メールが良く届きます。
登録したメアドでなければ、確実に嘘だと分かりますね。これって、意外と多いんです。Amazon系、楽天系、Apple系と有名どころはこれが多いね。
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楽天を装い、購入した記憶の無い注文内容確認が来る
これは楽天市場の詐欺に多いのですが、購入したこと無い商品の注文確認メールが届くことが有ります。
ロゴも本物を使っているのですが、なぜか注文者の名前が無かったり、商品の発送先住所がなかったりします。
普通注文した場合の確認なら、注文者、商品送付先は金額と同うように必ず記載があるはずです。無い時点で詐欺と分かりますね。
また、楽天を装った詐欺の場合、注文者も住所もしっかり描かれている場合もあるのですが、その場合、全然知らない人の名前と住所が書いてい在りました。自分と違う時点で、詐欺と判定しましょう。
在り得ないフォームをしている
Apple系の詐欺メールに多いんですが、オリジナルのサイトでは存在しないような架空フォームに書き込みを要求してくる。
これは、Appleの商品を購入した確認メールを装い、身に覚えがなくキャンセルする場合は、キャンセルフォームで処理をするように促します。
そもそも、キャンセルフォームなどと言うページは存在しませんから、そう促した時点で詐欺と判断できます。
IDやPWの確認や変更をメールで要求することはない
一時期はApple IDもありましたが、最近多いのはAmazonプライム会員情報の更新と言う詐欺メールですね。
基本的に、普通の会社はIDやPWの確認や変更をメールで依頼することなんて絶対に在り得ない。
本人自らの意思で、PWを変更する場合は有るだろうが、取引先からそのような事を言ってくることは、100%在り得ないので、その時点で詐欺と判断しましょう。
まとめ
騙そうとする輩は、あなたのネットリテラシーの部分につけ込んできます。
基本的に上記の確認方法で判断できれば良いですが、そうでない場合にはネットでしらべるよりも何もしないで廃棄することが、最善の対処方法だと自分は思っております。
とにかく、毎回書いているように、なりすましメールなどを受け取った場合、一息いれて気持ちを落ち着かせてから対応することを心がけましょう。
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気が動転している間は、まともな判断は出来ませんので、とにかく一息入れることが大事なんです。
これらのなりすましメールは周期性があり、来出すと毎日堰を切ったような勢いでやってきます。毎日毎日来ると、判断が鈍ったりして、誤った動作をしかねませんので、そういうときこそ無条件で廃棄してしまうのが良いでしょう。
途中にも書いてありますが、本当に重要な事は電話で来るか封書で来ます。メールで来ることはないので、自信もって詐欺であると判断してください。
そして、こんなメールが来たよと言う情報をネットに配信し、情報を共有することによりこれから来る人に対して、保護を呼び掛けてください。
ネットの世界での助け合いは非常に重要な事ですから。
