おはようございます。じぇいかわさきです。結局、再生を何回押したり、再起動してみたりしても、再生ができませんでした。
HWファイルが無いというエラーが出て先に進みません。
どうなっとるんじゃい?

ラズパイだけではハイレゾは再生できない?
結果から言うと、残念ながらラズパイだけではハイレゾの音楽は再生できないと言うことなんですかね?
ガッカリ、使えないんだ。
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で、終わってしまうわけには行かないです。
そもそも、イヤホンジャックが標準で付いているのだから、音楽再生が出来て当たり前なんじゃない。そう思って、諦めないで最初のインストールから記憶の糸を手繰り寄せ、一つひとつ確認をしていきました。
記憶の糸を紐解いていると、
あっ、そうだって思ったことが。
volumioの中のコンフィグを見直すと、一点先々のことを考えて設定が違っているんじゃないかという場所を思い出した。

I2S DACという箇所がONになっていたので、ラズパイだけで再生できなかったのだ。超単純なミスですね。ここをOFFに設定。
I2Sとは
Inter-IC Sound(IC間サウンド)とは、IC間でデジタル音声データをシリアル転送するための規格である。一般的にはI²SやI2Sと表記される。
【規格】I²Sは、3本の信号線から構成される。これらは同期で転送される。信号線の名称はメーカーやデータシートなどにより若干異なる場合があるが、代表的な名称をあげる。
- LRCLK
- LR Clock(エルアールクロック)。2チャンネルステレオにおいて、音声信号のLチャネルとRチャネルを区別するための信号。WDCLK(Word Clock – ワードクロック)とも記述される。
- BCLK
- Bit Clock(ビットクロック)。SDATAの信号のタイミングに合わせてラッチする。これによりSDATAが若干ぶれてもビット列を正確に伝送することが出来る。SCLK(Serial Clock – シリアルクロック)とも記述される。
- SDATA
- Serial Data(シリアルデータ)。デジタル化された音声データのビット列である。
ICの規格によっては、この他に基準クロック用の信号(MCLK)を必要とする場合がある。
- MCLK
- Master Clock(マスタークロック)。デジタル信号の動作基準となるクロック信号。ICによっては、外部からクロックを供給せずに、上記3信号と同期するようにしてMCLKの供給が必要になることがある。SYSCLK(System Clock – システムクロック)とも記述される。
- 引用 ウィキペディア:Inter-IC Sound
OFFに設定してもう一度再起動すると、今度はちゃんと再生できるようになった。
しかし、音は小さいし音自体もこれがハイレゾか?って思うほど、キレがないんです。
はっきり言って、ちょっとガッカリしました。
さらなる音質を目指して
実は、最初に余分なものを買っていたと書いたのが、実はこれなんです。次のステップとして実はDACを購入しておいたんです。多分、このDACを使用すれば再生は可能になるとおもっております。
DACとは
デジタル-アナログ変換回路(デジタル-アナログへんかんかいろ、D/A変換回路 digital to analog converter)は、デジタル電気信号をアナログ電気信号に変換する電子回路である。D/Aコンバーター(DAC(ダック))とも呼ばれる。 また、デジタル-アナログ変換(デジタル-アナログへんかん、D/A変換)は、デジタル信号をアナログ信号に変換することをいう。
逆はアナログ-デジタル変換回路である。集積回路化されている。
最初なんで、とりあえず目標はラズパイがハイレゾ・ウォークマン程度になれば良いって事を考えていました。※ハイレゾ・ウォークマンに失礼ですが。
そして、購入しておいたDACはこれです。

アルバムの表示データが有れば表示ができるように、1.8インチのLCDが付いているんです。ちょっとオシャレでしょ。
そして肝心のDACはその横にあるサブ基板の部分です。

これがDACチップみないですね。PCM5122と言うやつで、値段の割にはそこそこ良い性能らしい事が、ネットを調べると出ています。
これを接続することで、ハイレゾ音楽が聞けるようになるはずなんです。
それでは、ラズパイのバスコネクタに挿入して電源を入れてみよう。
期待通りの音に感動
さて、今度はちゃんと聞くことが出来るでしょうか?いちよう、volumio自体は音楽ソースを認識しておりましたので、後はDACがちゃんとハイレゾを再生してくれるだけですね。

このように無事立ち上がりました。
最初、DACを付ける前にI2Cの設定をOFFにしたのですが、DAC接続後はボードを自動認識して、I2Cの設定がONに戻っています。
こんどは、vlumioで選択した音楽はちゃんと聞けます。
しかし、残念ながら、アルバムカバーのデータは入っていないのか、それとも未だ違うところが有るのか、LCDの表示はありません。
スゴイ、音楽ソースはハイレゾがよく分かるようにクラシックを入れたんです。しかもピアノクラッシックでモーツァルトです。
イヤホンもそれなりの物を使用しておりますので、いい音で聞こえます。ピアノの音が一つひとつ分離し、奏者が鍵盤を叩く様子が浮かんでくるような音に感じます。
明らかにラズパイだけのときよりは、きれいに聞こえるようになりました。
ラズパイにDACを付けたたでけで、こんなにメリハリがあり、一つひとつがはっきりした音になるなんて、デジタルの力ってすごいですね。
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アナログ・レコードとは比較にならない音質ですよ。
こんな環境が、ラズパイとDACのセットで全部で1万強の値段。多分、モバイルバッテリーを使用すれば持ち運びが自由。
操作はスマホをvolumioのWiFiアクセスポイントに接続すれば、そこから出来ます。
完全にハイレゾ・ウォークマンの領域を超えましたね。と自分では思っています。
まさに感動です。
まとめ
今回、IoTはプログラミングが難しいので、急遽ラズパイを使用してハイレゾ音楽を再生することを目標に変更しやってきました。
こん回で、まず最初の目標は達成することが出来ました。
ブログを書くときにも、ピアノクラッシックのモーツァルトを聞きながら作業でき、非常に快適な環境を手に入れました。
しかし、調べていくと今回のDACはこのキバン内でクロックを作って動作させているようです。
このモジュールのは外部クロックのオプションが有るようで、それを使用するともっと高安定度のクロックになり、音質が変わるという話です。
またまた興味が出てきました。
実際、デジタルオーディオはいじるところがたくさん有るみたいで、これからもいろいろと評価していく作業はありそうですね。
ラズパイのハイレゾ再生は始まったばかりです。
今後もいろいろと、実験をしながら評価を続けて行こうと思います。
実験したことは、このブログで紹介していきますね。こうご期待!
[twt]
