
おはようございます。じぇいかわさきです。
先週末から今週に掛けて、またApple IDとAmazon IDのセキュリティ関連の詐欺メールがやってきたんだよ。
まあいつものことかと思っていたんだが、今回やってきた物をよく見ると、今までとは若干違っていました。
そして、その結果衝撃の事実が発覚したんです。今回送られてきたものは、最初の半分は同じ内容だったという事。
すなわち、完全にコピーしてAmazonかAppleかに変えているだけの超手抜き詐欺メールになったということなんだよ。
細かな情報をこれから公開するからよく見てくださいね。これじゃあ注意しなくても、騙される人は殆ど居ないと思うな。
最近来たAmazonとAppleの詐欺メール、2つの発信元は異なっている

最近来たAmazonとAppleの詐欺メール、今回送られてきた詐欺メールの発信元を比べてみよう。
まずはAmazon IDの方になるが、相変わらず発信元はAmazon Securityとなっており、いかにも本当のようにも思えるが、実際のメアドはamazon_care@0912.co.jpなっている。
得意の数値のドメインに、co.jpを使っている。0912ってなんだか誕生日みたいだね。
一方のApple IDに関しては、超シンプルなAppleだけ。careもSecurityも何も付かない。それに対するメアドはapple_support@0906lijnen.comとなっており、こちらにはsupportが付加されている。
こちらも0906という数字で、同じ様に誕生日のようにも思えるドメインだよね。
送信先は、いつもと同じ様に同報送信がされており、Amazonは6箇所へ、Appleは8箇所へ同報送信をしているようだ。この辺の内容は全く従来と同じ。
タイトルはいつも通りで、Amazonが「お客様のAmazon ID情報は不足か、正しくないです。」となっており、Appleが「Apple IDアカウントの情報を完成してください。」どちらも定番のタイトルだよね。
最近来たAmazonとAppleの詐欺メール、本文内容の半分が全く同じ

最近来たAmazonとAppleの詐欺メール、それでは肝心の本文を見てみよう。
Amazonがこちらになる。

そしてAppleはこちら

出だしの文章を見て欲しい。
Amazon ID
Amazonをご利用いただきありがとうございます。お客様のA
mazon ID情報の一部分は不足、あるいは正しくないです、お客様のアカ ウント情報を保護するために、検証する必要があります。
Apple ID
Appleをご利用いただきありがとうございます。お客様のAp
ple ID情報の一部分は不足、あるいは正しくないです。お客様のアカ ウント情報を保護するために、検証する必要があります。
どうですか、赤字にした各々のメーカー名以外は、全く同じ文面になっております。
そして、アカウントをロックしますよという脅し文句もほぼ一緒。
Amazon ID
ご注意:24時間以内にお客様からのお返事がない場合にはアカウ
ントはロックされます。
Apple ID
私たちは24時間以内にあなたからの応答を受信しない場合、アカ
ウントがロックされます。
こんな感じで本体が一緒で有ることを物語っていると思います。若干の語尾を変えたりすることにより、違う文章にしたりしているのかもしれませんね。
これらは、日本語を知っている人では同じと判断できますが、知らない人だと違う文章に思えるのでしょうね。
両者を比較すると、Amazonの方が顧客に対して丁寧に接している感じがします。つまり、騙そうと言う気持ちが現れていますという事です。
不正なリンク先は、Amazonで5箇所がリンク設定されており、全てがhttp://reset-support-important-account-amazon.info/にリンクされています。
一方のAppleでは、4箇所に不正なリンクが設定されており、こちらのリンク先は全てhttp://safety-account-recovery-support-appield-appie.com/になっております。
どちらのリンク先も、よく使われている詐欺メールの個人情報窃取用サイトのURLですね。
最近来たAmazonとAppleの詐欺メールに衝撃の事実が発覚 まとめ

最近来たAmazonとAppleの詐欺メールに衝撃の事実が発覚の事実について今回は書いてきました。
年末が近づいてきているせいだろうか、一気に詐欺メールの配布量を増やして無差別な攻撃に入っているような感じもしなくはない。
しかも、今回のように同じようば文面を使い回している事自体が、ネタ切れになってきたのか、それとも新たに簡単に参入してきたグループなのかチョット判断がつきにくい。
いずれにしてもだ、年末になってくると募金協力依頼も増えてくるので、そのような新たな手口で狙ってくる詐欺メールも、もしかしたらあるかもしれない。
今回はいつものAmazonとApple IDのセキュリティ対応を催促するような詐欺メールであったが、今後また別に進化する可能性はなきにしもあらず。
新たな手口がやってきた場合には、またここで紹介し情報展開をしたいと思うので、定期的にチェックをしてくらさいね。
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