
昨日までにNAS用のUSBメモリのマウントまでが出来上がっているので、サクッとファイルサーバー用のsambaをインストールしてみる
Linuxにおけるファイルサーバーといえば、sambaが定番中の定番。これ一つインストールできれば、ファイルサーバーだけでなく、プリントサーバーにもなるんですよね。
とりあえず今回は、ファイルサーバーとして使用することを目的とします。
それでは、サクッとサンバのリズムにのってsambaをインストールしてみましょう。
特に問題もなく簡単にインストール完了

結論は自動インストールで手間いらずにインストール完了
設定も一部だけでOKで超簡単
自動インストールコマンドaptで簡単インストール
さて、最近のLinuxはアプリケーションの自動インストールが非常に進んでいる。
これはアプリケーションがパッケージ化されているのと同時に、システムが関連ファイルの依存性を自動チェックしてくれるので、必要ファイルを同時にインストールしてくれるのだ。
Linuxが出たばかりの頃は、ソースからmake config
としてconfigファイルを作り、その後コンパイルするためにmake
する。コンパイルがうまく行ったら、make install
でインストールする。
しかし、configファイルが環境が違い作れなかったりすると、ソースを自ら直さなければいけなかった。
しかし、今はそんなことは無いんですよね。
今回の、sambaをインストールするには
$ sudo apt install samba samba-common-bin
たったこれだけのコマンドで、sambaのファイルの依存関係を調べて、全てインストールしてくれるから、後は寝て待つだけ。
コマンドプロンプトの状態に戻ったら、インストール完了です。
たったこれだけ、超簡単でしょ。
実際に使用するように設定を行う
それでは、実際に使用するための設定をしていきましょう。
まずsambaの設定ファイルは、smb.confという名前になっており、これは/etc/sambaの配下に格納されている。
この設定ファイルを修正していくのですが、修正する時の常識としてまずはバックアップを作成します。
$ sudo cp /etc/samba/smb.conf /etc/samba/smb.conf_bakup
これで、オリジナルのsmb.confファイルはsmb.conf_backupという名前でコピーされて格納されましたので、smb.confを修正していきます。
設定ファイルの修正
修正するには、自分の使い慣れたエディタが良いと思いますが、自分はオリジナルのviを使用しておりますので、以下のコマンドで修正を実施します。
$ sudo vi /etc/samba/smb.conf
このコマンドで、smb.confファイルが開きますので、まず最初に先頭の部分にキャラクターコードをセットします。

[global]の下にある部分が、unixとdosのキャラクターコードセットになります。
そして、今回追加したUSBメモリをNASとして使う為の設定をファイルの一番最後に追記します。

※自分で必要かなと思うものを設定したため、中には不要な部分も有るかもしれません
上記内容を記述したら、sambaを再起動させます。
$ sudo systemctl restart smbd
sambaユーザーとパスワード設定
ラズパイの場合、ユーザーは基本piに設定されておりますので、piというユーザーとしてsambaにアクセスするためのパスワードを設定します。
$ sudo smbpasswd -a pi
2回聞いてきますので、同じパスワードを入力してください。
ここまできたら、サイトsambaの再起動を行い、起動したら設定はすべて完了です。
$ sudo systemctl restart smbd
マックで接続してみる
実際に使用できるか、自分のマックから接続確認を実施してみます。
まず、ファインダーのメニューで移動を選びます。プルダウンされたメニューの一番下にあるサーバへ接続を選択します。

すると、接続するサーバのIPを入れる画面になりますので、今回接続するsambaは以下のように記述します。
smb://192.168.10.10
自分の場合は、プライベートアドレスでIPは固定で使っていますので、ラズパイのIPを入れます。
また、今後も使うのでよく使うサーバーとして左下の+を押して登録しておきましょう。

接続のボタンを押して、ネットの検索が始まりサーバが見つかると以下の画面に切り替わります。

この時に、選択するのはsmb.confに書き込んだnas_usb0の方です。

