最近、Amazonからの詐欺メールがすっかり来なくなって、他の物が増えたって言っていたら、いきなりAmazonから詐欺メールがやって来た。
しかも、個人的には初めてのパターンなので、これは是非紹介しなくてはと思い、ブログに書くことにしました。
今度のAmazonはAmazonジャパンでなく、Amazon USAを装っています。かなり本物に近いと思ったのですが、よく見たら笑える部分もありました。
皆さんの所にも来る可能性が有るので、紹介しますので注意してくださいね。
こんなの初めて!Invoice 97163 from Amazon INC
今回やって来た詐欺メールは、いつもの不正なアクセスがあったから、アカウントを一時的に止めたと言う物では無かったんです。
今回の詐欺メールのタイトルは「Invoice 97163 from Amazon INC」という物で、AmazonからINVOICEを送ったからちゃんと処理してねと言う内容。
今までいろんなAmazonの詐欺メールは来ましたが、INVOICEが来たのは初めてですね。
送り主はAmazon Incになっているんです。最初見たときに、アレこれってAmazon USAからのメールなのか?そう思ったんですよ。
しかし、Amazon USAのページをよくよく見てみると、Amazonって知らなかったのですが、会社名はAmazon Incではなく、Amazon.com Incなんですね。
つまり、Amazon.comまでが社名って事なんです。
ハハァ〜、これでまず一つ嘘だって分かりましたね。
そして実際のメアドは quickbooks@notification.intuit.com と言うAmazonとは全然関係ないメアドなんです。
quickbooksというのは、アメリカのクラウド会計ソフトの名称みたいなんです。
そしてそのソフトを開発したのが、ドメインに入っているintuitと言う会社みたいなんですよ。
つまり、クラウド会計ソフトから発行されたように見えますが、実際はどうなんでしょうね。
そもそも、Amazonは自社ソフトを使用しているはずですから変ですよね。
メール本文は英文です
さてメールの本文は、INVOICEの説明が有り、その後実際のINVOICEが添付されておりました。
まず最初の部分が説明文ですね。

そもそも、購入している自分の名前では無くカスタマーになっていますね。INVOICEなんですから氏名が明確になっていなければいけませんよね。
関税の関係もありますので、こんなINVOICEはあり得ません。
次の部分が、QuickBooksの部分になりますね。

BILL toが自分のメアドになっていますが、普通は氏名を書きます。
そして、面白いのはAmazon Incになっていますが、正式にはAmazon.com Incのはずです。
また住所も全然違いますね。Amazon.comはアメリカワシントン州シアトルですから。
だいたいメールアドレスが、Amazonトは全然関係ないgmailってのも変ですね。
ここまでで、3つ変な部分がありました。
そして最後がINVOICE本文です。

このINVOICE、いかにも本物のように見えますが先に説明した住所が違いますね。
そして決定的な物が有ります。
皆さんは分かりましたか?
そう、Amazonのロゴです。
AmazonのロゴはAmazon.comでAが大文字です。そして、下にある線が矢印では無くかつ方向が逆です。
本物は→が下ゾリになっており、→のスタートはAの文字から始まり、→の指す文字はzなのです。
これはa~zまで何でも揃うと言う意味らしいです。
このロゴはaが小文字でかつ線が上ゾリで逆ですし、端から端までありますね。
このロゴが詐欺メールの決定的な証拠です。
Amazon詐欺メール まとめ
Amazonを語る詐欺メールが久々に来たと思ったら、いつものアカウントロックではなく、INVOICEの請求メールでした。
しかし、今回のメールでは個人情報窃取のURLは特に無く、あえて言うなれば
notification.intuit.comと言うURLがリンクの何カ所かに有るだけです。
もしかしたら、これが個人情報窃取用のURLなのかもしれません。
それでは、Amazon詐欺メールで覚えておいた方が良いポイントです。
これらの事を知っていると、Amaoznの海外から来た詐欺メールでも対応できると思います。
もっとも、Amazonの海外からINVOICEが来るようなことは、普通の人はないですから、その時点で詐欺って判断しても良いですね。
