Amazonからの詐欺メールが毎日来て、同じ内容でこれでもかと押し寄せてくるのにうんざりしております。
今回は、たまにやってくる海外からの迷惑メールの紹介をします。
このメール迷惑メールなのですが、詐欺サイトへのリンクも無いし、その他ファイルが添付されているわけでも無い。
単なる普通のメールなのですが、内容がどこか洒落ており、迷惑メールなのに迷惑とまでは行かないんですよ。
そんな迷惑メールを紹介しますね。
海外からの迷惑メールは今話題のドバイから
今回やって来た迷惑メールですが、何時ものアカウント云々や、PCをリモートで操作するなんて言う類いのモノではありません。
一見すると、普通のビジネスメールと大差ないように感じます。
発信元はMrs. Reem E. Al-Hashimiと言う人からで、Mrs.と付いていますので、女性の方のようなんです。
このMrs. Reem E. Al-Hashimiと言う方は、実在する人物のようでウィキペディアの英語版にちゃんと載っていますね。
Reem Ebrahim Al-Hashimi (Arabic: ريم إبراهيم الهاشمي; born 1978) is an Emirati politician, currently serving as minister of State for International Cooperation and the managing director for Expo 2020.
リーム・エブラヒム・アル・ハシミ(アラビア語:ريم إبراهيم الهاشمي、1978年生まれ)は、首長国の政治家で、現在は国際協力担当国務大臣とExpo 2020のマネージング・ディレクターを務めている。
引用:ウィキペディア
メールのタイトルは「Re: I Resend The Mail …..」と言うことで、受信したメールの返信のようなんです。
但し、おかしいのは送信メアドのドメインが .jp なんですよ。
メアド自体は、acm●●●nt@t4.cims.jpとなっておりました。
このcims.jpと言うドメインを調べるとcims C-five Internet Mansion Systemというページにつながります。
どうやらここのシステムを使用して、メールを送信しているのですかね。
海外からの迷惑メールは事業に関する内容だった
そして、迷惑メールの本文内容は、やはりMrs. Reem E. Al-Hashimiの仕事に関わる事が書かれておりました。
以下が本文になります。
Hello Sir/Ma,My name is Mrs. Reem E. Al-Hashimi, The Emirates Minister of State and Managing Director of the United Arab Emirates (Dubai) World Expo 2020/2021 Committee.I have a great business proposal to discuss with you, if you are interested in Foriegn Investment/Partnership please reply with your line of interest.PLEASE REPLY ME ON THIS EMAIL: rhashimi202222@kakao.comRegards,Mrs. Reem
私はアラブ首長国連邦(ドバイ)万国博覧会委員会の国務大臣兼マネージングディレクターのリームE.アルハシミと申します。
もしあなたが外国からの投資やパートナーシップに興味があれば、あなたの興味のある行を返信してください。
簡単に言えば、投資や協業に興味があれば連絡下さいと言う内容ですね。
ただ、please replay with your line of intrest.となっておりますが、投資やパートナーシップに関わる内容の部分がそっくり抜けていますね。
実際に使用されているメール文章の、一部を流用して作られたメールではないでしょうか。
ちなみに、メアドドメインのkakao.comを調べて見ましたが、よく分かりませんでした。
また、replay用のメアドが設定されており、そこのドメインがyandexでした。
Yandexとは何か調べて見ると、ロシア最大の検索エンジンのようで、そこが扱っているメールがyandex.comなんでしょうね。
Googleのようなモノかな。
と言う事は、ロシアが絡んでいる迷惑メールと言う事になる可能性も有りますね。
ただ、オリジナルは英文ですから、日本の一般の人が受け取っても内容も読まずに、即ゴミ箱に行くでしょう。
ジャンクメールと言うことでは迷惑メールですが、Amazonの詐欺メールとかと比べると、直接的には無害です。
海外からの迷惑メール まとめ
今回、海外から来た迷惑メールは、直接個人情報を窃取したり、ウィルスを感染させようとしたりする類いのモノではありませんでした。
内容からは、UAEの国務大臣名で投資やビジネス協業に興味があればメールを送ってくれとの内容でした。
迷惑メールですが、PCを乗っ取ったとかとは違い、投資やビジネスパートナーの誘いなどは、ちょっと洒落た感じがしませんか。
普通の日本人では、全く関係ない内容なので興味もそそらないでしょうね。
もし、これが日本語で日本国内の投資やビジネスパートナーの誘いだったら、もしかしたら欲の深い人は引っかかる可能性は有るかもしれませんね。
英文だから、みんな興味が無いだけで日本語であれば、一定数の人が興味を示すと思います。
この手のメールは、昔から有るナイジェリアの手紙と同じような種類のメールですね。
ナイジェリアの手紙(ナイジェリアのてがみ)、ナイジェリアからの手紙又はナイジェリア詐欺(英語: Nigerian money transfer fraud, Nigerian scam, 419 scam)とは、アフリカのナイジェリアを舞台に多発している、国際的詐欺の一種であり、先進国など豊かな国家に住む人から、手紙やファクシミリ、電子メールを利用して金銭を騙し取ろうとする詐欺である。2000年代からは電子メール、2010年代からはインスタントメッセンジャーが多用されている。
引用:ウィキペディア
騙してお金を窃取使用としているメールですが、英文で有る限り、日本人はまず引っかからないでしょう。
素直にゴミ箱に捨てれば、それでおしまいと言うメールです。
一般の人は、英文メールを受け取ったら捨てましょう。これを守って居る限り、大丈夫!
