先日、会員登録もしていないえきねっとからの詐欺メールを紹介したんですよね。
前回、会員登録もしていないのに勝手に来たと言っていたにも関わらず、今度は自動退会処置を執るというメールがやってきました。
なんなのこれ?
内容を読むと、なんとなくまともなことを言っている用にも思え、今までの詐欺メールよりはできが良いかなって思えたりして。
今度のえきねっとの詐欺メールは、システム更新に伴い2年以上ログインしていない人は自動退会処理をするとの連絡でした。詐欺メールだけど至ってまともな内容じゃん。
えきねっとの詐欺メールがまた来たけどちょっと違った
前回来たえきねっとの詐欺メールは、何時もの詐欺メールテンプレートに則った内容でした。
しかし、今回やってきたえきねっとの詐欺メールは、全く新しいパターンの内容であり、今までには無かったモノです。
しかも、文章を読んでいくと処理内容としては、セキュリティの観点からまともな内容で、実際にあり得そうな内容なんです。
それでは、じっくり見ていきましょう。
今回の詐欺メールも発信元はえきねっとで同じなんですが、メアドは前回とは異なっています。
前回は、企業にも関わらずhotmail.com等というフリーメアドを使用していました。しかし、今回はいちよう.comなんですよ。
しかも、eki-net.comなんて本物と同じドメインなんですよね。
実際に送られてきたのは、dx-●●ply@eki-net.com と言うものでしたが、偽装するのは簡単そうですからね。
メールのタイトルは、「【重要】えきねっとアカウントの自動退会処理について」というものでした。
自分は元々登録メンバーでもないので、自動退会処理なんて言葉が書いてあっても動じませんが、ホントのメンバーだったらナニナニってなりますよね。
えきねっとの詐欺メールの新パターンは
それでは、新しいパターンの詐欺メールを紹介していきましょう。

1行目と2行目の間に、自分のメアドが記載されていました。本来なら、●●様とかいう風になっていると、もっと本物っぽいですね。
内容を要約すると、えきねっとのサービスをリニューアルしたので、最後にログインしてから2年を経過した人は、自動退会処理を行うようにしましたと言う事です。
まあ俗に言う幽霊会員の人は、アカウントの不正利用とかされやすいので自動退会処理をして削除します、というのは至ってまともな考え方ですね。
よく分からないのが、規約を改定したのは2022年2月1日で規約に基づき自動退会処理を開始するのが2022年2月21日。
まあこれは理解できるとしても、何故「2年以上ログインしていないお客さまで、今後も「えきねっと」をご利用いただける場合は、2022年9月21日よりも前に、一度ログ
イン操作をお願いいたします。」なのだろうか?
2022年9月21日だと、2022年2月21日の処理開始日から7ヶ月も経過しているのだが、何故2022年9月21日より前に、1度ログインすれば良いと言っているのか?
既に2022年2月21日から退会処理は始まっているので、今更ログインしても退会処理が終わっている可能性は十分あり得る。すごく矛盾しているよね。
ログインはこちらと書かれた部分のリンクは
“https://www.eki-jp.coraamanda.com/?personai_top_index=vnjivz●●●●gxzibj1nejescssgq2yzb2qidwwjgdvlf9ba“
と、全くいい加減なリンクURLになっていた。
メアドはちゃんとeki-net.comと言う本物と同じドメインだったのに、こちらのリンクURLは eki-jp.coraamanda.com と言うように変わってしまっている。
そうなると、メアドは完全に偽装していると言うことになるね。
先程の、日付の関連以外は意外とまどもな文章となっているのですがね。マジ、今までの詐欺メールの中では文章構成が一番まともだと思います。
えきねっとの詐欺メール まとめ
今回やって来たえきねっとを装う詐欺メールは、従来の詐欺メール定番の記述内容ではなく、規約を変更したから規約に基づき自動退会処理を行うというものだった。
パッと見たとき、文章は今までと異なりかなりまともな文章になっている。
もし、実際のメンバーに登録してあるメアドにこのメールが来たら、騙される人は居るような気がします。
最近の詐欺メールはどちらかというと、不正アクセスされたとか、不正利用されたとか言うパターンが主流でした。
そこに、全く違う自動退会処理なんて言うメールが来たら、アレってこちらの方が思いやすいですよね。
かなり人の心理を突いている感じです。
しかしながら、毎回言うように登録もしていな人に、このようなメールを送ってきても、詐欺としか言いようがないですよね。
毎回指示する内容は同じで
- 自分は登録メンバーであるか → メンバでなければ詐欺
- 送られてきたメールは実際の登録メアドか → メアドが違えば詐欺
- 直接ホームページに行って確認する → メールのリンクは使わない
簡単なチェックで詐欺メールは見分けられます。
落ち着いて対象していきましょう。
