またもやって来ました詐欺メール、これは9月最後にやってきた詐欺メールですね。
本当に、ほぼ毎日のようにやってくる詐欺メール。騙される人が居るから、こんな詐欺メールがやってくるんですね。
詐欺メールはこまめに情報を展開して、みなさんと協力し騙されないようにリテラシーを向上していくしかないですね。
今回も、そんな詐欺メールの情報を公開しますので、皆さんからも情報拡散をお願いします。
今回の詐欺メールは既にサービスが終了している案件だった
UCARDを語る詐欺メールがやって来た
今回やって来たのはUCARDを語る詐欺メール。
自分がまず思ったのは、UC CARDではなくUCARDと言うモノであったこと。
UCARDってなんだ?
そう思ったので、UCARDについて調べて見ると驚愕の事実が見つかりました。
UCARDって既に停止しているんですね。
ユーカード(英称:U-CARD)は、かつて1990年から2003年までに存在した本格的に発行を開始した日本初の汎用プリペイドカードである。また、株式会社ユーカードは、出光興産や日本電信電話・NTTデータ・日本たばこ産業等が出資し、これを発行していた企業である、通称・略称はUカード。
残額の払戻受付は、当初は合併直前の2003年(平成15年)9月30日をもって終了の予定であったが、合併後のNTTカードソリューションに引き継がれ、2013年9月30日まで延長された。
引用:ウィキペディア
説明に書かれているように、最後は2013年9月30日のようです。
そしてなによりも、UCARDはクレジットカードではなく汎用プリペイドカードで有ると言う事が大きなポイントになりますね。
クレジットカードではなくプリペイドカードで有ることがポイントの説明は、詐欺メールの本文で説明します。
それでは何時も通り、発信元から見ていきましょう。
発信元はUCARDカード株式会社 となっておりますが、いつものごとくメアドは大陸からのものでした。
メアドは noreply@ge●●gm.cn となっており、定番となっている.cnからですね。
ただメールタイトルは、なんだか書きかけで出してしまった感がすごく強いこんなタイトルでした。
UCARDカード【重要】
なんか、重要の後にいつもの確認のお願いなんて言う本当のタイトルがありそうなんですが、今回はありませんでした。
UCARDを語る詐欺メール 問題の本文は?
今回の詐欺メールで、一番驚いたことがあります。
今までの詐欺メールとは全く違っていたのは、本文の最初に画像があるのですが、標準では画像は表示されないようになっております。

右端にある画像を表示という部分をクリックすると、見えていない画像が表示されるようになっているのですが、今回この画像を表示をクリックすると……
なんと、いきなりアラート表示が出てビックリです。

この画像のリンク先は www2.ucweb-cardi.live となっており、ここは悪意のあるサイトとして既に登録されているようなんです。
今まで画像の部分からこんなアラートが出たことが無かったので、超ビックリしました。
画像を表示させないまま本文を確認すると、以下のようになっております。

どうですか、この本文。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下ヘアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
この部分は、最近よく来るクレジットカードの情報確認メールと全く一緒ですねよね。
そもそも、UCARDはプリペイドカードの事なんですよ。ウィキペディアでチェックすると
プリペイドカード(英: prepaid card 略語:プリカ)とは、予め入金して積み立てておく形(前払い)で一定金額の価値を有し、商品やサービスを提供してもらう権利のあるカード型の有価証券(金券)。プリペイドカードはトラベラーズチェックなどと同じく前払式決済の一種である
。ただし、クレジットカードや預金口座から即時引き落とされるデビットカードとは異なる。
引用: ウィキペディア
と書かれており、はっきりとクレジットカードやデビットカードとは異なるとなっております。
にも関わらずですよ、既に一定金額をチャージしたUCARDのカードの利用を制限するというのはあり得ないでしょう。
そもそも、UCARDは店舗で使用する形のプリペイドカードで、最近のネット決済が可能なモノとは違います。
自分でチャージし、対象店舗で使う方式のカードですから。
また、最初に書いたとおり、2013年9月30日で完全終了しており、メールのフッターにあるCEDIT UCARD CO., LTDは存在しておりません。
株式会社ユーカードの公式ページにアクセスすると、現在はウェイバックマシンというアメリカのサイトになっております。
従って、サービスに参加しているしていない以前に、存在していない会社からの請求なんてあり得ないことですね。
ちなみに、本文中にあるご利用確認はこちらのリンクは、先のアラートが出されたURLと同じURLです。
世に知れ渡っている詐欺サイトなんですね。
UCARDを語る詐欺メール まとめ
今回やって来たUCARDを語る詐欺メールですが、リンク先が公式認定された詐欺サイトです。
詐欺で有ることをまとめてみますと
- サービスが2013年9月30日に既に停止している
- 存在しない会社からのメールである
- アラートがでる有名な詐欺サイトにリンクされている
- ネット対応していない時期のプリペイドカードなのにカード利用制限している
今までこんなに明確に詐欺と分かるような事はありませんでしたね。
自分も知らなかったので、殆どの人はUCARDなんて言うサービスを知らないと思います。
知らないと言う事は、その時点でUCARDに関わるメールが来たら詐欺と即判断できますね。
間違ってはいけないのは、UCARDでありUC CARDでは無いと言う事。
焦ってUC CARDと間違えないようにすることが重要です、注意して下さい。
今回も、このような詐欺メールが来たと言う事を、みなさんの家族や友達に情報展開をお願いします。
最新の内容を知って頂くことで、ネットリテラシーの向上を図り、ひとりでも詐欺に遭わないようにすることが、この記事の目的です。
