久々にやってきたAmazon詐欺メールですが、何時ものPrime会員の資格が無効になったと言う内容の詐欺メールです。
ただ、いつもと違うのは本文の体裁がいつもと変わっている事、およびよく分からない会費金額が具体的に記述されており、いかにも本物だぞと言っている感じですね。
それともう一つ面白いことを見つけました。
それはパソコンで見る本文と、スマホで見る本文は見え方が違うと言うこと何です。
この見え方が違うのは、今まで無かった事で自分も初めての経験になります。
それでは、詐欺メールの詳細について紹介してきますので、是非皆さんで情報共有をし詐欺メールに引っかからないようにしましょう。
会員資格の無効通知というAmazon詐欺メールの概要
今回来たAmazon詐欺メールは、従来のPrime会員の会員情報が有効期限切れとか、指定引落ができないと言う類いとほぼ同じです。
しかし、今までは殆ど記述が無かったPrimeの会費を具体的に税込550円と記載されている事ですね。
ブログなどでも言われている記述ポイントと全く同じで、具体的数値が正しいか正しく無いかは別として、気を引くと言う意味で定量的数値が書いてあることが今までと違いますね。
発信元はPrime会員となっておりますが、本物のAmazonの場合にはPrime会員等というIDは使用しないと思います。
Prime会員はAmazon会員のサブセットと言う事を忘れてはいけませんね。
発信メアドは support@gun●●●ore.com となっておりました。supportと言うID自体はよく使われるのですが、ドメインが完全にAmazonではありませんね。
Amazonの場合、公式ページにも記載が有りますが、使用されるドメインは以下の内容です。
- amazon.co.jp
- amazon.jp
- amazon.com
- business.amazon.co.jp
- email.amazon.com
- marketplace.amazon.co.jp
- m.marketplace.amazon.co.jp
- gc.email.amazon.co.jp
- gc.amazon.co.jp
- payments.amazon.co.jp
これ以外のドメインの場合、基本的には詐欺と思って間違い無いと思います。
もう一つ、従来と違うのは返信先(Replay to)が設定されているところですね。
返信先は発信元と同じでしたが、今まで返信先が書かれた詐欺メールって殆ど見ませんでしたので、こういう細かなところにも拘っているのかもしれません。
でも、メアドが違うからバレバレですけどね。
そして、メールのタイトルが「会員資格の無効通知 番号:75469873」となっており、ここでも通知番号を記述することで、具体性を装っています。
会員資格の無効通知というAmazon詐欺メールの本文
それでは実際の本文を見ていきましょう。
これがパソコンでの画面で見た場合です。

赤枠の部分にメアドが記述されておりました。
本物のAmazonの場合には、会員情報から●●様というように具体的に記述されますので、このようにメアドを直接記述し、かつ様が付いていないことなどあり得ませんね。
そして、スマホの画面がこちらになります。

このスマホ画面、記述されている文章に相違は無いのですが、3ヶ所よく分からない数字が記述されているんです。
赤枠の部分は全く同じです。
そしてもう一つの違いですが、多分記述しているCSSの違いだと思うのですが、会員ログインという部分の会員という漢字の大きさが違います。
パソコンは会員とログインのバランスが悪いですね。
後は、両方ともAmazonの部分がAmazonとなっているのがおかしいですね。
ロゴは会社の顔ですから、間違える事は絶対にありません。
パソコンとスマホの画面の違いが納得できなかったので、パソコン側は単に見えないだけnanoでは無いかと考えて、マウスで全文を選択してみると……
見えました。

白色文字になっていたので、単に見えなかっただけのようです。確かに、スマホで見ると赤枠のメアドの表示色が緑でしたので、数字が見えたんでしょうね。
パソコン版もメアドは緑なんですが、何故見えないのでしょうか?何か意味があるのかもしれません。
不思議ですね。

そして、会員ログインと書かれたボタンにのURLはinstopline.shopが組み込まれていました。
全く関係ないURLですが、多分、本物を真似た偽サイトで個人情報を窃取するように誘導するのでしょうね。
会員資格の無効通知というAmazon詐欺メール まとめ
さて、今回来た会員資格の無効通知というAmazon詐欺メールですが、従来の会員情報を確認できませんとは記述内容が異なっておりました。
目的としては、多分従来と同じで会員ログインボタンをクリックすると、本物を真似た偽サイトに接続し、個人情報を窃取することが目的と思われます。
今回もメールも少々の知識が有れば詐欺と即時判断できますが、詐欺メールであるポイントを下記に上げます。
- Amazonに登録してあるメアドでは無いメアドに送られてきている
- 発信元がPrime会員となっているが、そんな発信元はあり得ない
- 発信メアドがAmazon公式アドレスでは無く、関係の無いドメイン
- Amazonの場合、返信先はno-reply@amazon.co.jpで発信メアドとは違う
- Amazonは受信者に対して敬称を用い、メアドで記述することは無い
- Amazonでは無く、Amazonを使用している
- Prime会員会費は税込550円ではなく、正確には税込500円が正しい
- 会員ログインURLが公式URLではない
このような箇所を注意することで、詐欺であることが簡単に判断することができます。

最も重要な決め手は、最初に記述したAmazonに登録してあるメアドに送られてきているかですね。
登録していないメアドに送られてきた時点で、詐欺メールと判断しましょう。
今回も、このような詐欺メールが来たと言う事を、みなさんの家族や友達に情報展開をお願いします。
最新の内容を知って頂くことで、ネットリテラシーの向上を図り、ひとりでも詐欺に遭わないようにすることが、この記事の目的です。
