よく初心者が書くブログの記事は、ずっと文章が続けて書かれており、何が書いてあるのか分からない事が多いんですよ。
従って、文章の段落がはっきりしない事や、その段落に何が書かれているのかの見出しも無いので、いきなり読む気が失せるんです。
論文などの場合には、これでも良いのかもしれませんが、Webにしても、ブログにしても論文を読んでいるわけでは無いんですね。
当たり前のことかもしれませんが、ブログを始めたときなど意外とできていないことが多いので、今回はこの事について書いていきます。
よく読まれる記事を書くには、段落と目次を正しく設定することが重要
読まれる記事と読まれない記事の違い
よく読まれる記事と、読まれない記事の違いは分かりますか?
実は非常に簡単なことなんですよ。
書かれている文章の内容に関わらず、まず見た目が第一印象で決まるんですよね。
これは人間と全く同じで、見た目で9割が決まってしまうと言っても過言では無いと思います。
まず、次の事を頭に描いてみてくれますか。
殆ど段落も無く、見出しも無いままにびっしりと文字が羅列されているページを。

想像しただけで、もう読む気がしませんよね。
パッと見ただけで、何が書いてあるのか良く分からないし、どこで一括りになっているかわからないと、読む気が失せてしまいます。
このようにびっしりと書かれているような、報告書のような文章の記事はせっかくよい内容が書かれていても読み手を遠ざけてしまいます。
逆に読まれる文章は、適度な段落で記事が構成されており、文章のかたまりには見出しがあるため、読み手がスッと入りやすい構成になっているのです。
読まれる記事には適切な文章のかたまりがある
読まれる記事の特徴は、適度な段落で記事が構成されており、文章のかたまりには見出しがあると書きました。
具体的な説明をしていきましょう。
文章を書くときに、起承転結で書くとか、PREP法で書くと良いと良く言われます。
起承転結は以下のように言われています。
起承転結(きしょうてんけつ)とは、4行から成る漢詩(近体詩)の絶句の構成を指す。1行目から順に起句、承句、転句、結句と呼ぶ
。もとの中国語(漢文)では、起承轉合 (現代中国語: 起承转合, ピン音: qǐ chéng zhuǎn hé) である
。
- 起: 歴史や人事を題材とし、比喩や連想から詠み始めることにより、様々な展開が出来るとする。
- 承: 「穏健」に作るべきであるとし、突飛、露骨な句であったり、反対に平板であったりすることは避けるように主張している。
- 転: 読み手を驚かす変化を入れるよう求めている。ただし、「転」の句は、「承」のそれと表裏一体であり、別物であってはならず、互いに応じ、互いに避けるという一貫性がなければならないとする。
- 結: 「言に尽くる有りて意に窮まる無し」とし、適宜にフェードアウトすることにより、「含蓄」という詩作の目的の一つを達成できるとしている。
引用:ウィキペディア
一方、PREP法とは
PREP法は、文書やプレゼンテーション等における文章構成方法の一つである。
- P=Point(結論)
- R=Reason(理由)
- E=Example(事例、具体例)
- P=Point(結論を繰り返す)
の頭文字を取っている。最初に結論を伝え、次にその理由を説明、事例で理由を補強し、最後に結論を再度提示するストーリーを展開する。
引用:ウィキペディア
どちらかというと、起承転結は小説のようなモノが多く、ブログなどはPREP法を推奨されております。
どちらにしても、書く文章にはかたまりが有り、その文章のかたまりは必ず意味を持って構成されていると言う事ですね。
つまり、起承転結にしてもPREP法にしても、大きくは4つの文章のかたまりで構成されていると言うことです。
実際には、各々の文章のかたまりの中で更に小さなかたまりに分かれていくと言うのが実態ですね。
文章の段落を設定したら見出しを付けよう
次は、せっかく文章を段落構成で書いた後の処理についてです。
せっかく文章をかたまりにし、分かりやすくかつ見やすくしても、パッと見でその段落には何が書いてあるのかが分かった方が読み手に親切ですよね。
つまり、大きなかたまり毎に見出しを設定すると言うことになります。
起承転結にしてもPREPにしても、大きく4つのかたまりに分かれますから、最低4つの小見出しが設定されると言うことですね。

このように、パッと見でこの段落の内容は何と分かると、必要な部分から読み始めることがでます。
更には、1つの段落の中で内容が分かれて構成されている場合などは、小見出しを設定して段落の中身を細かく教える等の工夫をするほど読者に喜ばれます。

このように、見出しと小見出しを各文章段落に設定することで、パッと見にこの文章には何が書いてあるか分かるようになると言うことですね。
読まれる記事の最初には目次がちゃんとある
更に読者に対して親切なのは何か分かりますか?
文章の段落と、それに伴う見出しを設定する以外にもっと読者に対するサービスがあるんですよ。
それは、ページの最初に目次を設定すると言うことですね。
本を購入する際のことを思い出して頂きたいのですが、まずタイトルで気になる本を手に取り、次に目次を開いて何が書いてあるか確認をし、興味がある項目のページを開き読んだりしませんか。
それと全く同じ事ですね。
ブログを書くとき、記事内容についてはよく考えて書くと思いますが、その記事がどんな構成になっていると言う目次が付いていない記事って意外と多いんです。
そもそも見出しを付けなければ目次は設定できませんが、見出しを付けていても目次設定をしていない人が多いと言う事です。
無料ブログを使用している場合には、自分でHTMLコードを追記しなければ目次が設定できないことが殆どです。
慣れていない方には、非常に面倒な作業になり、毎回記事を書くたびに追記していかなければならないと言う面倒くささが有ります。
一方、レンタルサーバーでwordpressを使用している場合には、使用するテーマにもよりますが、基本プラグインを追加することで簡単に目次が追加できます。
※テーマによっては、最初から目次機能が付いている場合もあります。
自分は現在JINと言うテーマを使用しておりますので、このJINで目次を追加する場合を説明します。
JINの場合、まずはwordpress標準のプラグイン「Rich Table of Contents」をインストールします。
プラグインの新規追加よりインストールし、有効化すればよろしいと思います。
インストールし有効化したら、左側のメニューの部分にRTOC設定という項目ができますので、このRTOC設定を開きます。


基本設定で自分の表示させたい目次内容を設定します。横には、実際に設定した場合のプレビューが表示されるので、これを確認しながら設定をすれば良いですね。
更にこの目次ですが、設定によっては目次が有るのにクローズされた状態が初期値の人もたまに見受けられます。
オープンをクリックしないと目次項目が設定できないのは、設定していないと同じになりますので、初期設定は必ずオープンに設定しましょう。

応用設定項目で、目次のデフォルト表示設定を「最初から表示させる」にしておきます。
設定後は保存をして完了ですね。
これで、JINの場合には何もしなくても見出しを設定すれば最初に目次が自動で追加されます。
読まれる記事を書く まとめ
今回は読まれる記事を書くにはどうするかについて書いてみました。
もちろん、内容が充実した文章を書くことはもちろんですが、文書の外観も重要で有ると言う事を言いたく書きました。
どうしてもブログ初心者の場合、記事を書くことに比重が置かれるので、見た目について若干疎かになる傾向があるからです。
せっかく書いた記事が、見た目が良くないだけで読まれないのも寂しいですから、記事を書くなら見た目もある程度良くしていきましょう。
まとめになります。
ブログ初心者が記事を書くときに気をつけることは以下になります。
- 起承転結、またはPREP法で文章は構成する
- 各内容のかたまりで段落を分ける
- 段落毎には見出しを設定し、必要であれば小見出しも付ける
- 見出しを設定したら文章の最初に目次を設定する
以上の事を意識して文章を書くことにより、見た目が良くなり読まれやすくなります。
このような見た目でも、読者が直ぐに記事ページから離脱してしまうのであれば、それは確実に文章内容が読者の要望を満たしていないと言う事になります。
既に一定以上の読者が訪れるようであれば、見た目を良くすることでより一層読まれやすくなっていくと思います。
記事を書きながら、見た目も意識して書くように週感付けてくださいね。
