最近はAEONカードを装う詐欺メールが比較的多かった気がしたが、忘れていた頃になるとぽつりぽつりと昔来た詐欺メールが再びやってくる。
今回はETCサービスの詐欺メールなのだが、過去にやってきたのは昨年の夏。実に1年ぶりくらいにやってきたんだ。
久々に来たETC詐欺メールの内容を読んだら、過去とは若干異なっており驚いたのは最近よく見かける詐欺メールの内容が再び使われていたと言う事実。
ついに古い詐欺メールのリライトにも、最近の文面が使われ出したようです。
久々にやってきたETCサービスの詐欺メールの内容は、最近の詐欺メールの文章にリライトされていた
ETCサービスのお知らせメールは詐欺だ
約1年前にも同じようなETCサービスを語る詐欺メールがやってきました。その時の記事はこちらになります。
https://daini-no-jinsei.jp/fake-etc-service-information/
前回は、タイトルがサービズ通知という中途半端なタイトルでしたが、今度の詐欺メールは「ETCサービスのお知らせ」となっており、特に不審な所は見つかりません。
むしろ、一般的なタイトルになっており警戒心が薄れる傾向ですね。
発信元はetc-meisaiとなっており、この辺からちょっと胡散臭い感じがし出しましたよね。
このetc-meisaiは、実際のドメイン名に使用されているものですから、おかしくはないのですが、一般的に発信元名にしては使われないような記述ですよね。
しかし、送信メアドを見れば一目瞭然でこれは詐欺だって分かります。
今回のメアドは、etc-meisai@esf●●vu.cnとなっておりまして、やはり大陸ドメインを使用した詐欺メールですね。
IDがetc-meisaiとなておりいかにも本物っぽいですが、実際にETCで使用されているメアドはadmin@ml.etc-meisai.jpですから、.cn意外にも全部デタラメなんですね。
ETCサービスのお知らせ詐欺メールの本文
それでは今回来たETCサービスのお知らせ詐欺メールの本文を見ていきましょう。

前回は、最初にETCサービスをご利用のお客様というように、誰宛かが一様書いてありました。
普通は、Amazonもそうですが顧客の名前が書かれるのが一般だと思いますね。
そしてそれ以降の2行
ETCサービスは無効になりました。
引き続きサービスをご利用いただきたい場合は、下記リンクより詳細をご確認ください。
の部分は、前回と全く同じ文面です。
そして、確認用のURLが記載されておりますが、全く関係ないURLが丸見え状態なので、この長たらしいURLを見た時点で、変だと思うはずです。
そしてそれ以降の文面が前回と同じ文脈の部分ですね。
ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。
これ最近よく見るフレーズですよね。
詐欺メールに対してご理解なんかしたくないですと言いたい。
そして
※なお、24時間以内にご確認がない場合、誠に遺憾ながら、アカウントをロックさせていただくことを警告いたします
※本メールは、重要なお知らせとしてメールの配信を希望されていないお客さまにもお送りさせていただいております。何卒ご了承ください。
と、この部分もよく見ます。
最近の傾向として「24時間以内にご確認がない場合はアカウントをロックする」と言う言葉で、なんとか早く詐欺サイトにアクセスさせようとしていますね。
受取人の焦り煽り、個人情報を窃取しようとする常套手段です。
最後に「本メールは、重要なお知らせとしてメールの配信を希望されていないお客さまにもお送りさせていただいております。」と言うことで、登録者に対して一斉に送っているような文面。
そもそもよく見て頂きたいのは、「ETCサービスは無効になりました。」と言っていますが、何故そのようになったかの理由は一切言っていない。
これはある意味正しいですね。停止した理由は、個人情報に関わる話になりますので、メールでむやみに送ったりはしません。
そして、前から何度も言っていますが、個人情報に関わる内容は絶対にメールで来ません。
電話が各個人宛に掛かって来て、ETCサービスが無効になった理由を教えてくれます。その際に、ETCカードを再発行したりPWを無効化したりするのは、その電話で確認することになるはずです。
この本文は、何らかの理由によりETCサービスが停止してしまったので、詳細をアクセスして確認しろとの指示。その確認作業を24時間以内に実施しなければ、アカウントをロックする。
そう言う内容で受信者を煽り焦りを発生させている。更には、重要な内容なのでメール配信を希望していない人にも送っていると言う本物のサービズらしさを演出している。
フッダーには前回は連絡先の電話番号など有ったが、今回はETC利用照会サービス事務局と言う表記以外は何も無く、この辺は手抜き状態。
ETCサービスのお知らせ詐欺メール まとめ
久々にやってきたETCサービスのお知らせ詐欺メールは、書き出しこそ1年前と同じでしたが、それ以外は最近の詐欺メールと同じような文面を使用しておりました。
今回の内容は、ETCサービスの利用停止に関する内容でした。
これはクレジットカードの使用停止と全く同じ状況です。
こういう場合、個人情報の内容が多く含まれるため、絶対にメールでは来ないことを何度もお話ししております。
個人情報を確認するようなメールは、現在の個人情報の取り扱いという事になりますので、絶対にあり得ません。このようなことをした企業は、企業責任を問われる形になります。
従って、個人情報の類いを確認してくれと言うメールは100%詐欺と思ってよいです。
今回も、このような詐欺メールが来たと言う事を、みなさんの家族や友達に情報展開をお願いします。
最新の内容を知って頂くことで、ネットリテラシーの向上を図り、ひとりでも詐欺に遭わないようにすることが、この記事の目的です。
