今日、クロネコヤマトを語る詐欺メールがやって来た。今までは経験した事が無い郵便物が配送できないから、情報を再入力しろと言う内容のメールでした。
そもそも変だと思ったのは、自分はクロネコヤマトのメンバーになっているので、自分宛の荷物でクロネコヤマトを使用した場合は、全てアプリから見えるようになっているんです。
今回の詐欺メールについて、詳しく説明していきたいと思います。更に驚くべきは、開封通知を送る設定がしてありました。
このようなメールは初めてです。すごく本物のように思えますが、結局は詐欺メールですので注意しましょう。
今度の詐欺メールのポイントは配送情報をご補充くださいだ!
今回やって来たクロネコヤマトの詐欺メールは、海外から荷物が発送されているが、宛先と電話番号に誤りがあるので発送できないと言うのが主な内容です。
従って、タイトルも結構本物のようで一見騙されそうな内容です。
タイトルはこちら「<<重要・再送>>【ヤマト運輸】郵便物が配達できないため、配送情報をご補充ください」
発信元はヤマト運輸 でメアドは mail@kuronekoyamato.co.jp となっており、ドメインはオリジナルのようにも見えます。この場合、なりすましはいくらでもできますからね。
でもこのタイトルに間違いがあることに気がつきませんか。
重要・再送と言う事は、以前に1回同じようなメールを送っているが、返事がないので再送をしたと言う事になると思います。
しかし、初めて来たメールですから再送というのは変ですよね。いわゆる使い回しメールの可能性も有ります。
配送情報をご補充くださいと言う詐欺メールの本文
それでは、送られてきた詐欺メールの本文を公開します。

この文章を見ると、何だか本物のように思えますよね。丁度、eBayで購入した部品があったので、海外から送られてくるモノがあり一瞬ドキッとしました。
しかし、よくよく考えるとヤマト運輸は使用しておらず中国郵便を使用しているので、こちらはこちらでトラッキングができていますので、ヤマト運輸からの連絡は明らかに嘘です。
そもそも、ヤマト運輸の場合には国際宅急便であり国際郵便ではありません。国際郵便物の場合、との国から送られたにしてもEMSであればJPの追跡調査を追うことが可能です。
また、宅急便の場合このように「*注意:48時間以内にご返信のない場合、差出人に返送されることになります。」なんて時間を設定すること等ないですよね。基本は営業所預かりだと思います。
同じく、再配送料が100円掛かると言うのも変です。配達されていないのですから、再配というのはおかしいですし、料金も100円という中途半端な金額にも違和感が有ります。
そして致命的なのが、「クリックしてから配送情報をご補充ください」というリンクの部分になりますが、日本人は配送情報をご補充ください等という書き方はしません。
このリンク先ですが、一見本物っぽいhttps://www.shi●●inginformationyamato.lol/となっていますが、.lolは企業としてあり得ないでしょう。
この.lolは2015年に新たに誕生した「大笑いをする(laugh out loud)」を表す新gTLDですから、一般企業が使うことは無いです。
しかし、いかにも本物のように時間設定までして煽りを入れ焦らせた後に個人情報を窃取する書き方には嫌悪感を覚えますね。
挙げ句の果てに、開封通知まで設定してありますので、後からも波状攻撃を仕掛ける材料に使用としているのが分かります。
まとめ
今回やって来たクロネコヤマトを装う詐欺メールは、今までには無い内容で受信者を責めてきております。
しかも、開封通知付で送って来てメアドが生きているかの確認までするなど最低ですね。
ヤマト運輸のHPにも、詐欺メールなどの注意喚起のページがあります。よく読むと、所々、今までに発生しているヤマト運輸を装う詐欺メールの内容に合致する部分があります。
もし仮に、ヤマト運輸を使用していて偶然このような詐欺メールと合致したタイミングの場合には、直接電話でヤマト運輸に確認してみることを勧めます。
また頻繁にヤマト運輸を使用するのであれば、クロネコメンバーに登録しておけば、実際の荷物の状況は手に取るように分かります。
今回のように、実際の使用しているサービスを語る詐欺メールが来たら、まず実際にHPに書かれている問い合わせ先に電話して確認することがベストな対応だと思います。
その際、間違っても、メールに書かれたリンク先や問い合わせ先をクリックしないことです。(焦るとやりがちなので、一息ついてから行動しましょう)
年末でもありますので、このような運送会社を語る詐欺メールが多く出てきそうです。今回の情報を展開して頂き、皆さんと協力して詐欺メールに騙されないようにしましょう。
