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中小企業の改善が進まない本当の理由

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よくネットニュース等を見ていると、中小企業の改善が進まないと言う記事をよく見かけます。

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この改善が進まないと言う意味は、最近流行のDXもそうだろうし、それ以前に生産性を向上させる一般的な改善も進んでいないと言う事ですね。

私もいろいろな企業にお邪魔し、お話を聞いたりディスカッションをさせてもらったりしておりますが、その中で何故進まないのかが自分なりに見えてきた感じがします。

そして自分の結論として行き着いたのは以下の通りです。

結論

中小企業の改善が進まない理由は、人材が居ない以前に何をしたら良いのかが分からないと言うところに問題があるからです。

 

 

 

中小企業でよく聞き言葉

中小企業に出向き、最初に管理者と話をしてみると問題意識は持っていることが分かるのです。

問題意識が分かっていたら、その問題に対して分析を行い原因を突き止めた後に対策をすれば良い。

普通はそう考えると思います。

しかし、その先を聞いてみると現場は一生懸命に改善しようとしているのですが、上手くいっていないのです。と言う言葉が返ってきます。

そう、よく聞くフレーズとしては「一生懸命にやっている」という言葉です。

それではどのようにやっているのですか?と訪ねると、そこから先が上手く説明ができてこないのです。

課題

ここから分かる事は、管理者は現場の実態を把握しておらず、意外とコミュニケーションができていないと言うことです。

必ずしもそうでは無いと思いますが、以外と管理と情報伝達がうまくできていないのです。

ここで問題となるのは、一生懸命にやっていても一生懸命に進めるベクトルの方向が合っていなければ、単にムダな努力をしているだけでやっているという自己満足の世界でしか無いと言うことですね。

 

 

真の原因は何が問題か分からない事

更に現場の作業者と分析状況を聞いていくと、ここでも新たな事が分かります。

現場側の人間から言わせると、いろいろと分析や改善をしたくても人が居ないから時間が無くてできないと言う事を必ず言いますね。

人が居ない、時間が無い”、これは現場側で必ず言う逃げ言葉ですね。

 

時間があり人が居たら本当に分析や改善は進むのでしょうか?

時間

そうなると、次の言い訳を考えて同じような事を繰り返すだけだと思います。

この時間が無い、人が居ないと言う前にもっと重要な事があると思い、もう少し深く掘り下げて聞いたことがあります。

 

そしてその時の答えが、やりたい気持ちはあるのだが、どこから手を付ければ良いのか分からない、どういう手順でやれば良いのか分からない。

そう言う答えが返ってきました。

この答えも1社だけでなく、数社同じような事を言っているのです。

 

つまりまとめてみると、取り組みたい意識は持っておりやりたいと思っているが、どのように行えば良いのかが分からないと言う事なのです。

実は中小企業の改善が進まない根本理由はこの部分にあるのです。

 

 

 

管理者が取り組むべき事

私は今までいろいろと中小企業の管理者と話をさせて頂いた中で感じた事は、面倒くさい事には立ち入りたくないと言う姿勢です。

実際問題、部下達と一緒になりながら何が問題なのかを一緒に調べ、その問題点や課題を一つひとつ改善していかない限り、改善は進みません。

しかし、中小企業の場合人依存で仕事が回っていることが多く、上手くいっている事をあえて変える必要は無いと言う管理者意識が根強くあるのです。

しかし現実問題として、作業者が退職したことにより生産の出来高は達成できず、かつ製造品質も悪化してしまうと言う事は、日常茶飯事に起きているのです。

会議

管理者が取り組むべき事として、中小だからこそ人に依存しない生産体制を構築していく事が一番重要なことだと思います。

更には、人に依存しない生産体制が構築できれば、人材不足の中やっと採用した人の熟練気管を待たなくとも生産の出来高と品質を確保することができるのです。

 

その為には、作業内容の標準化を進め判断基準の定量的数値化をすることで、作業者の裁量に任せることを排除するのです。

これを実現するには、現状の課題・問題点を一つひとつ対処し現状を変える事が重要になるのです。

現状維持は最も簡単な方法ですが、現状維持は退化と同じですから、どんな小さな事からでも良いので改善をしていくのです。

それを管理者自らが指揮を執り、作業者と一体化して行っていくのです。

 

 

まとめ

中小企業の改善が進まない本当の理由は、管理者の現状を変えたくない意識と、現場の何をしたら良いのか分からないと言うところです。

私が現状指点している会社で何時もいっている事は、何故そのような手順で行っているのですか?何故定量的数値の基準がないのですか?

そう言う現状否定から始めています

そうすることで管理職を含め考えさせ、現状を一緒に打破しながら問題点を洗い出して共通認識にしていくのです。

そうすると、何をしなければいけないのかが見えてきますので、その見えたことに対して対応をしていけば問題は一つひとつ解決していくのです。

現状を否定していく事は、管理職から先人を切らないとなかなか現場まで浸透しません。だから管理職に対して私は現状否定を教え込んでおります。

 

会社の改善が上手くいかない、そう思った管理者は、まず現状否定をしてみると隠れた問題点が見えてくると思います。

その際には、面倒くさいと言う気持ちを捨てなければいけませんね。



 

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じぇいかわさき
進撃の社畜/弱小プロブロガー 本ブログは、還暦で定年の世代の筆者が、まだまだやれるという事を証明するために新たな事に挑戦した事を情報発信しているブログです。同世代の人達に対して、まだまだいろいろと頑張れる、第二の人生を楽しく生きていく為に現状維持は退化、失敗の反対は行動しないことを座右の銘とし、思い立ったことにチャレンジした記録です。また、せっかく稼いだ収益を騙し取られないように、毎日来る迷惑メールなどのネットリテラシーについても情報発信をしています。 このブログは ネットリテラシー ブログ 働くこと について書いており、第二の人生で頑張る同世代の心に刺さる記事を目指してます。人生100年、まだまだがんばれます。 >> Twitterをフォローする