この記事は過去に自分のnoteで記載した記事をリライトして投稿しております。今回のリライトに伴い、note側は削除いたしました。徐々にnoteをリライトしていきたいと思います。
基本的にさ年上でも年下でも、言うと凄く煙たがられるのだけどさ、あえてあなたに問いたい、楽しい仕事って何だ?
だいたい仕事が上手くいかなくて嫌になったときに話題に上がるこの言葉、今回も深く切り込んで考えてみよう。読んだ後に、心の片隅に留めておくと、自分が陥った時の判断に良いよ。
私が伝えたい答えは、楽しいでは無く、夢中になる事だってね。
仕事がつまらない、楽しい仕事がしたいって言うけどさ
同年代でも、若者でも、何か有ると必ず言うのが、「もっと楽しい仕事をしたいなぁ」と言う言葉。
あなたも耳にしたことが有るんじゃないかな。もしかしたら自分で口走ったりしてね。
その度に自分は言った奴に問うのだが、もっと面白い仕事って何だよ?
そうすると、楽しい仕事は楽しい仕事だよって言う訳の分からない回答が必ず返ってくる。
この時点で、楽しい仕事をしたいなぁって言うのは、単なる現実逃避の口癖じゃないかって思うよね。
人それぞれ価値観が違うので、簡単に決めつけることはできないけれど、今までの経験上楽しい仕事に対する具体的な内容を持っている人は、ほとんどいないよね。
殆どの場合さ、目先の仕事がつまらないから楽しい仕事をしたいと言っている場合がほとんどなんだよね。
そう言う人に、楽しい仕事って何と聞いても答えられる訳がないんだよ、絶対にね。
だってそうでしょ、楽しい定義が不明なんだから。
だからあえて言うよ、楽しい仕事が分かっていないのに、楽しい仕事がしたいって言うなってね。
仕事はボランティアではない
仕事はボランティアではない。依頼された内容を完了する事により、会社が得られた成果への対価として給料が支払われているんだ。
これは自分が初めて入った会社で、上司から言われた言葉だ。
更に追加すると、即戦力になると判断したから高い給料払って雇っているんだともね。
あなたが楽しそうとかつまらなそうなんて、会社にとっては関係ない事だ。
突き詰めて行けば、自分が選んで入社した会社だろう。そこに入って、元々やり遂げたい夢があったのでは無いか?
入るとこが無くてとりあえず入ったと言う人は、速攻で辞めた方が良い。ひどい言い方かもしれないが、自分も会社も不幸になるだけだから。
そんな日々つまらないと言いながら、ダラダラと仕事をしている人に給料を払っている会社だって迷惑だと思う。
本来であれば、そう言う人の給料を頑張っている人に分配してあげたいのだが、それができない今の社会制度。
今働いている人のほとんどは、メンバーシップ型で雇用されているのだから、逆に言えば何でもできるんだ。
ジョブ型のようにこれって言う物が無いのだから、自分で色々と挑戦してみれば良いんだ。その中で、同じ会社内でも自分に合った仕事をまずは探せば良いのではないか?
それができるのがメンバーシップ型雇用なんだから。
経験から言うと楽しいは飽きるぞ
今迄、何十年も仕事をしているが、ハッキリと言える事が一つある。
それは、好きなことと楽しい事は飽きるという事だ。
多分、これを読んでくれているみんなも経験があると思うぞ。
これって楽しいな、毎日していても飽きないって言う事あると思うけど、食べ物やゲームと同じだね。
好きでしょうがない食べ物だって、毎日食べていれば飽きるだろう。ゲームだって同じ、必ず一時飽きる時が来る。
好きで好きでたまらない人だって、一緒になれば隣の芝生が青く見えるように、飽きが出てくる。
ね!経験あるでしょ。
だから、どんなに好きな事でも楽しい事でも、飽きが必ずやって来る。
チョッと胸に手を当てて思い出して欲しい。
今つまらないと言っている仕事だって、最初からつまらなかった訳じゃないだろう。最初は知らなかったから楽しかったはずだ。
知らないことが分かっていくって楽しいよね。そう言う経験したでしょう。
でもさ、よく考えてみると楽しかったと言うより、本当は覚える為に夢中になっていたが正しいんじゃ無いのかな。
どうだい、分かったかい。
必要なのは、楽しいんじゃなく夢中になれる仕事なんだ。
夢中になるためには まとめ
どうだい、理解できたかい。
楽しい仕事をしたいなと言う、楽しい仕事なんか実は存在していない。
楽しいでは無く、夢中になれる仕事が欲しいんだ。
夢中になる仕事を見つけるには、メンバーシップ型雇用を最大限に利用し、会社の仕事に一通り挑戦してみる事が1番手っ取り早い。
メンバーシップ型は総合職を育成する為のシステムだから、逆に言えば自分が夢中になるような仕事を見つけやすいと思う。
例えば、数字を扱う事で、会社の動きが手に取るように分かると楽しくなってくる。この数値がこうなれば、もっと業績が上がって行くんじゃないかって、考えることに夢中になれるのであれば、事業計画や経理のプランナーになれば良いじゃないか。
または、物の作り方に興味が有り、効率的に安く作る事に没頭できるのであれば、生産技術の職に就けば良いんだ。
楽しいと言うより、夢中になれる、没頭できる、そう言う職種に変えるのが、いわゆる楽しい仕事なんだと思う。
没頭し夢中になれる仕事って、飽きが来ないからつまらないと言う事はないと思うよ。
何故なら、夢中になる事で更なる極みを追求していくので、飽きてる暇が無い。
障壁にぶつかると、何故なんだろうって考えるから、余計に夢中になるんだよ。
自分の例をちょっと話そう。
電気のハードウェア設計やソフトウェア設計していると、動かない時ナゼなんだろうって考え込む。電気は嘘をつかないから、理論通りに動かないのは自分の設計が間違っているからだ。
そういう時、ナゼなんだろうって一生懸命に考えているとき、夢中になり時間を忘れて没頭してしまう。
そして答えが見つかり理論通りに動いたとき、思わずガッツポーズをしたくなるんだ。
夢中になる仕事こそが、楽しい仕事なんだよ。
どうだい、分かっていただけただろうか。
楽しい仕事なんて無い、楽しい事は飽きるから。つまらないって思ったら、夢中になれる事を探して実行しよう。
夢中になれていることが、本当は楽しい事なんだよ。
もし、今の会社にそういうモノがなかったら、辞めるのも一つの方法だ。辞めて、自分が夢中になれる仕事を探すのも良いんじゃ無い。
もし、そう言う行動が出来ずに今の会社に居座るのなら、自分に責任がある事だけは認識しておこう。
人生仕事は1つだけじゃないと思うぞ。
